新NISAの口座を「楽天証券にするか、マネックス証券にするか」。どちらもクレカ積立ができ、投資信託の品ぞろえも十分なので、決め手が見つからずに迷う人が多い組み合わせです。
しかも2026年10月は、マネックスカードのクレカ積立の還元条件が変わる月です。10月買付分からは「毎月カードでいくら買い物をしたか」で還元率が1.1%・0.55%・0%に分かれます。この記事では、2026年9月時点の公表情報をもとに、クレカ積立・投信の保有ポイント・米国株の為替の3点で2社を比べ、どんな人がどちらを選ぶと得なのかを実額で整理します。





📑 目次
結論:カードの使い方で決まる。迷ったら「買い物が多いカード」の側へ
ざっくり結論(2026年9月時点の公表情報をもとに整理)
- NISA口座の売買手数料は両社とも0円(日本株・米国株・投資信託)。ここでは差がつかない
- クレカ積立は、楽天カード(一般)が0.5%、楽天ゴールドカードが0.75%。条件なしで分かりやすい
- マネックスカードは10月買付分から、積立5万円以下の部分で買い物月5万円以上なら1.1%/1万〜5万円未満0.55%/1万円未満0%
- マネックス証券はdカードでも積み立てでき、こちらは買い物条件なしで最大1.1%(5万円まで)
- 投信の保有ポイントは、楽天証券は楽天・プラス6本だけ。eMAXIS Slimを持つならマネックス証券にポイントが付く
- 米国株を円のまま買うなら、買付時の為替0銭のマネックス証券が手間いらず
→ 楽天市場・楽天カードが生活の中心なら楽天証券。そうでなく、dカードを作れるか、eMAXIS Slimを長く持つならマネックス証券が有利です。
クレカ積立|月5万円なら年3,000〜6,600ポイント
新NISAのつみたて投資枠で毎月5万円をカードで積み立てたとき、1年でいくらのポイントになるかを比べます。
※2026年10月以降の条件で試算。還元率は変更される場合があります。
楽天証券:一般カード0.5%、ゴールド0.75%で条件なし
楽天証券の楽天カードクレジット決済は、カードの種類で還元率が決まります。一般の楽天カードは0.5%、楽天ゴールドカードは0.75%、楽天プレミアムカードは1%(楽天証券「楽天カードクレジット決済」)。前年や当月の買い物額の条件がないので、カードを積立専用にしていても還元が受けられるのが強みです。
楽天ゴールドカードは年会費2,200円がかかるため、0.25%の上乗せで元が取れるのは月約7.3万円以上の積立からです。くわしい損益分岐は楽天カード vs 楽天ゴールドカードで計算しました。
マネックス証券:10月から「買い物額」の条件が付く
マネックスカードは、2026年10月の買付分から還元率にカードショッピング利用額の条件が加わりました。積立5万円以下の部分は、買い物が月5万円以上なら1.1%、1万円以上5万円未満なら0.55%、1万円未満なら0%です。5万円を超える部分はさらに率が下がります。一方で、年会費は2026年10月27日引落し分から永年無料になります。






つまり、マネックス証券で1.1%を取れるのは「マネックスカードで月5万円以上買い物する人」か「dカードで積み立てる人」です。どちらにも当てはまらないなら、条件なしの楽天カード0.5%のほうが確実に受け取れます。
投信の保有ポイント|eMAXIS Slimを持つなら差が出る
50代にとって、クレカ積立より大きくなりうるのが保有ポイントです。積立は月10万円が上限でも、退職金や今までの資産を合わせると、残高は1,000万円単位になることがあるからです。
※付与率は銘柄ごとに異なり、変更される場合があります。
楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」の対象は、楽天・プラスシリーズの6本だけです。付与率は楽天・プラス・オールカントリーが年0.017%、S&P500が年0.028%など(楽天証券「投信残高ポイントプログラム」)。eMAXIS Slimシリーズを楽天証券で持っても、保有ポイントは付きません。
マネックス証券は、eMAXIS Slimを含む多くの投資信託に銘柄ごとの付与率が設定されています。オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は年0.0175%が目安で、1,000万円なら年1,750ポイント。楽天証券で楽天・プラス・オールカントリーを持つのとほぼ同じ水準です。



ただし、金額の大きさは冷静に見ておきましょう。1,000万円で年1,750円は、信託報酬の0.01〜0.02%程度の話です。ポイントのために信託報酬の高い商品に乗り換えるのは本末転倒。投資信託のコストの考え方は投資信託協会のサイトでも図解で説明されています。
米国株と使い勝手|円のまま買うならマネックス
NISAの成長投資枠で米国株や米国ETFを買う場合、売買手数料は両社とも0円です。違いが出るのは為替手数料で、マネックス証券は買付時の為替手数料が0銭で、日本円のまま買う円貨決済でも0銭。楽天証券は、リアルタイム為替でドルに替えてから買えば0銭ですが、円のまま買う円貨決済は片道25銭かかります。
月5万円を円のまま買うなら、差は年およそ1,000円(1ドル=150円の目安)。大きくはありませんが、手順を意識せずに0円にできるのはマネックス証券の良いところです。詳しくはマネックス証券 vs 楽天証券の米国株、楽天証券とSBI証券の米国株は楽天証券 vs SBI証券の米国株で比べています。
そのほかの違いは次のとおりです。
- 楽天証券:楽天ポイントで投資信託や日本株・米国株が買える。楽天銀行のマネーブリッジで入金が自動化できる
- マネックス証券:企業分析ツール「銘柄スカウター」が口座があれば無料。高配当株の減配リスクを自分で確かめたい人に向く
NISAの制度そのものは金融庁のNISA特設ウェブサイトで確認できます。
50代の選び方|3つの質問で決める
- 楽天市場・楽天カードで毎月の買い物をしている? → はいなら楽天証券。条件なしの0.5%とポイント投資で、生活と投資が1つにまとまる
- dカードを作れる/マネックスカードで月5万円以上買い物する? → はいならマネックス証券。月5万円までの積立で1.1%が取れる
- eMAXIS Slimを長く、大きな金額で持つ予定? → はいならマネックス証券。楽天証券ではeMAXIS Slimに保有ポイントが付かない



新NISA口座は1人1社ですが、金融機関は年単位で変更できます。今の条件で得なほうを選び、条件が変わったら見直す、で十分です。
マネックス証券の口座開設はこちら
この記事の結論は、「楽天経済圏なら楽天証券、そうでなければdカード積立とeMAXIS Slimの保有ポイントが使えるマネックス証券」です。マネックス証券の口座開設・維持は無料で、NISA口座も同時に申し込めます。
楽天経済圏の方は、楽天証券をポイントサイト「ハピタス」経由で開くと、公式の特典とは別にポイントが付きます。
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まとめ
この記事の要点
- NISAの売買手数料は両社とも0円
- 楽天カードは条件なしで0.5%(ゴールド0.75%)。積立専用カードでも還元される
- マネックスカードは10月買付分から買い物月5万円以上で1.1%・1万円未満は0%
- マネックス証券はdカード積立なら買い物条件なしで最大1.1%(5万円まで)
- 楽天証券の保有ポイントは楽天・プラス6本のみ。eMAXIS Slimはマネックス証券で付く
- 米国株を円のまま買うなら、買付時為替0銭のマネックス証券が手間いらず
還元率は毎年のように変わります。今の自分のカードの使い方で得なほうを選び、条件が変わったらまた比べ直す。それで取りこぼしは防げます。一緒にコツコツやっていきましょう!
※本記事は2026年9月時点の楽天証券・マネックス証券の公表情報にもとづく一般的な解説であり、特定の金融商品の購入やカードの申込を勧誘するものではありません。ポイント還元率・付与条件・手数料は変更される場合があります。最新の情報は必ず各社公式サイトでご確認のうえ、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。投資は元本割れのリスクがあります。








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