「松井証券とSBI証券、NISAを始めるならどっち?」——創業100年を超える老舗と、口座数トップクラスのネット証券。性格がまったく違う2社ですが、新NISAの売買手数料はどちらも0円です。
では何が違うのか。2026年9月時点の公表情報を並べると、差が出るのは課税口座の日本株手数料・投信の保有ポイント・クレカ積立・電話サポートの4つでした。この記事では、50代が退職金の一部を動かす場面も想定して、どんな人がどちらを選ぶと得なのかを整理します。





📑 目次
結論:取引の身軽さならSBI証券、相談の安心感なら松井証券
ざっくり結論(2026年9月時点の公表情報をもとに整理)
- NISA口座の売買手数料は両社とも0円(日本株・米国株・投資信託)
- 課税口座の日本株は、SBI証券が条件を満たせば0円。松井証券は1日50万円まで0円、超えると1,100円から
- オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)の保有ポイントはどちらも年0.0175%で同じ。松井証券は毎月のエントリーが必要
- クレカ積立は、SBI証券が三井住友カード、松井証券がJCBカード。どちらも一般カード0.5%・上位カード最大1.0%が目安
- 電話サポートは松井証券がHDI格付けで15年連続の三つ星。質の高さで定評がある
→ 退職金の一部で日本株をまとめて買う、クレカ積立を三井住友カードでする人はSBI証券。電話で相談しながら進めたい、JCBカードを日常的に使っている人は松井証券が合います。
差が出る場面①:NISAの外で日本株を買うとき
NISAの成長投資枠は年240万円、生涯1,800万円までです。退職金の一部を高配当株に振り向けたい50代は、NISAの外(課税口座)でも株を買うことがあります。このとき手数料の仕組みが違います。
※2026年9月時点。手数料は変更される場合があります。
SBI証券は2023年9月30日発注分から「ゼロ革命」として、インターネット取引の国内株式の売買手数料を0円にしています(電子交付サービスの設定など所定の条件あり。SBI証券「ゼロ革命」)。
松井証券は「ボックスレート」という1日の約定代金の合計で決まる方式で、1日50万円までは0円。50万円を超えると1,100円からかかります。少額をこまめに買うなら0円のまま、まとめて100万円買う日があるなら手数料が発生する、という違いです。




差が出る場面②:投信の保有ポイントとクレカ積立
※2026年9月時点。付与率・還元率は変更される場合があります。
保有ポイント:オルカンなら同じ、アクティブ投信なら松井
松井証券の「投信残高ポイントサービス」は銘柄ごとに付与率を決めていて、最大で年1%。ただし1%が付くのは信託報酬の高いアクティブファンドなどで、eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン)は年0.0175%です(松井証券「投信残高ポイントサービス」)。SBI証券の「投信マイレージ」も、オルカンは年0.0175%。オルカンを1,000万円持てば、どちらも年1,750ポイントで差はありません。
違いは手間です。松井証券は毎月のエントリーが必要で、忘れた月はポイントが付きません。SBI証券の投信マイレージはエントリー不要です。3社の保有ポイントは投信の保有ポイントはどこが得?で詳しく比べました。




クレカ積立:三井住友カードか、JCBカードか
SBI証券は三井住友カードで、NLが0.5%(前年のカード利用10万円以上が条件)、ゴールド(NL)が最大1.0%(前年100万円以上)。松井証券は2025年に始めたJCBオリジナルシリーズでのクレカ積立で、一般カードが0.5%、上位カードで最大1.0%が目安です。どちらもカードの利用額の条件が還元率を左右します。
つまり、ここは「どちらのカードを日常で使っているか」でほぼ決まります。三井住友カードの条件と日付はSBI証券クレカ積立Q&Aにまとめています。
差が出る場面③:困ったときの電話サポート
松井証券の顧客サポートは、HDI-Japanの問合せ窓口格付け(証券業界)で最高評価の「三つ星」を15年連続で獲得しています(松井証券のサポート受賞実績)。受付は平日8:30〜17:00です。
SBI証券も平日8:00〜17:00に電話を受け付けています。受付時間はほぼ同じなので、違いは「つながったあとの対応の評価」。初めての口座開設や、NISAの金融機関変更のように電話で聞きたいことが多い人には、松井証券の安心感は大きな価値です。






そのほかの違い|iDeCoと米国株
- iDeCo:運営管理手数料はどちらも0円。商品数は松井証券が約40本、SBI証券(セレクトプラン)が38本+定期預金1本で、どちらも低コストのインデックスファンドがそろう
- 米国株:NISA口座の売買手数料はどちらも0円。取扱銘柄はどちらも5,000銘柄超
NISAの制度は金融庁のNISA特設ウェブサイトで確認できます。NISA口座は1人1社ですが、課税口座やiDeCoは別の会社で持つこともできます。
50代の選び方|3つの質問で決める
- 三井住友カードを使っている/退職金で日本株をまとめて買う予定? → はいならSBI証券
- JCBカードを日常で使っている/電話で相談しながら進めたい? → はいなら松井証券
- どちらでもない? → 毎月のエントリーが不要で、手数料の条件も少ないSBI証券が手間いらず
ほかの組み合わせはマネックス証券 vs 松井証券、楽天証券 vs SBI証券で比べています。
SBI証券の口座はハピタス経由で
この記事の結論は、「相談の安心感なら松井証券、取引の身軽さと手間の少なさならSBI証券」です。SBI証券を選ぶ場合は、ポイントサイト「ハピタス」を通すと、公式の特典とは別にポイントが付きます(2026年10月3日時点のハピタス掲載は、口座開設後にSBI証券からドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)のSBIハイブリッド預金へ5万円以上を振り替える条件で13,000pt。還元額と条件は時期で変わります)。
松井証券を選ぶ場合は、公式サイトから口座を申し込めます。NISA口座なら売買手数料は0円で、この記事で比べた投信の保有ポイントや電話の相談窓口もそのまま使えます。条件は申込前に公式ページで確認してください。
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まとめ
この記事の要点
- NISAの売買手数料は両社とも0円
- 課税口座の日本株は、SBI証券が条件付きで0円、松井証券は1日50万円まで0円
- オルカンの保有ポイントはどちらも年0.0175%。松井証券は毎月エントリーが必要
- クレカ積立はSBI証券が三井住友カード、松井証券がJCBカード。一般0.5%・上位最大1.0%が目安
- 電話サポートは松井証券がHDI三つ星15年連続
2社の違いは、手数料の安さより「どんな場面で助けてほしいか」に表れます。自分が困りそうな場面を想像して選べば、後悔は少なくて済みます。一緒にコツコツやっていきましょう!
※本記事は2026年9月時点の松井証券・SBI証券・三井住友カードの公表情報にもとづく一般的な解説であり、特定の金融商品の購入を勧誘するものではありません。手数料・ポイント付与率・還元率・サポート時間は変更される場合があります。最新の情報は必ず各社公式サイトでご確認のうえ、最終的な判断はご自身の責任でお願いします。投資は元本割れのリスクがあります。








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