PR

これ1本で今週の経済ニュース丸わかり|9/13〜9/19

投資初心者ガイド
記事内に広告が含まれています。

今週は「日米そろって利上げ」の週でした。アメリカのFRBが約3年ぶりに利上げし、その2日後に日銀も政策金利を1.25%へ引き上げ。ニュースの見出しはそれで埋まりましたが、この記事は「50代の自分の口座にどう効くか」だけを基準にニュースを選び、順に整理しています。新NISA・iDeCo・退職金・年金・生活費のどれに効く話なのかを、ニュースごとに書きました。

先にお断りします。本記事はニュースの整理であり、投資助言ではありません。数字はすべて出典と時点をセットで書いています。

はると
はると
利上げって、僕らの積立に関係あるんですか? ニュースは見たけど、何をすればいいのか分からなくて。
さくら先生
さくら先生
「何をするか」の前に「何が起きたか」を数字で押さえるのが先。まず今週の数字から見ていくわよ。

今週の数字(9/13〜9/19・土曜時点)

指標今週末前週末比出典・時点
日経平均株価65,018.95円+1,007.61円(+1.57%)松井証券 9/18終値、財経新聞 9/11終値 64,011.34円
NYダウ51,682.64ドル−890ドル前後(−1.7%)日本経済新聞 9/18終値、財経新聞 9/11終値 52,573ドル
ドル円156円60銭+3円36銭(円安)財経新聞 NY市場 9/18引け、9/11引け 153円24銭
米10年債利回り5%近辺週前半に5%超→9/17 4.93%→9/18 5%近辺日本経済新聞・OANDA 9/17
金(店頭小売・税込)24,239円/g+470円(+2.0%)田中貴金属 日次金価格(9/18・9/11 23,769円)
WTI原油一時100ドル超週前半上昇→週後半反落大和アセット週次レポート 9/18号(PDF)

日本株は週間でプラス、米国株はマイナス、円は3円以上の円安。「日米で逆方向」が今週の形です。理由は次から順に見ていきます。

今週のニュース①〜⑦

① FRBが約3年ぶりの利上げ、政策金利3.75〜4.00%に(9/16 米国時間)

何が起きた:米FOMCは政策金利を0.25%引き上げ、3.75〜4.00%としました。2023年7月以来、約3年ぶりの利上げで、12人全員の賛成。声明からは物価高を「供給ショック」のせいにする文言が消え、パウエル議長は「インフレは率直に言って高すぎるし、長く続きすぎた」と発言。年末の政策金利見通し(中央値)は4.1%で、年内にもう1回の利上げを示唆しています(出典:OANDA証券 FOMCレビュー 2026-09-17)。

50代への影響:効くのは新NISAの米国株投信とドル円です。米金利が上がると、株には逆風(割高感)、ドルには追い風(円安)。eMAXIS Slim S&P500やオルカンを積み立てている人は、基準価額が「株安」と「円安」の綱引きになることを覚えておくと、上下に慌てずに済みます。

さくら先生
さくら先生
今週NYダウは1.7%下げたけど、円は2%以上安くなった。円建ての米国株投信はほぼ相殺されている計算よ。「米国株が下がった=自分の投信も下がった」とは限らないのが為替ヘッジなし投信の性質ね。

関連:S&P500投信はどれを買う?eMAXIS Slim vs 楽天・プラス vs SBI・V

② 日銀が政策金利を1.25%へ、31年ぶりの水準(9/18)

何が起きた:日銀は金融政策決定会合で政策金利を0.25%引き上げ、1.25%にしました。6月に続く3カ月ぶりの追加利上げで、2024年3月からの「おおむね半年に1回」のペースを速めた形です。理由は「原油高や円安などが招く物価の上振れリスクを抑える」ため。ただし9人中2人が反対票を投じ、市場は「次の利上げは遠い」と受け取って、利上げ当日に円は一時158円台まで下落しました(出典:日本経済新聞 2026-09-18)。

50代への影響:効くのは待機資金の預金金利と住宅ローンです。政策金利1.25%は1995年以来の水準。ネット銀行の普通預金・証券連携預金の金利は政策金利に追随して動く傾向があるので、退職金や生活防衛資金を「金利0.001%のまま」置いている人は、置き場所の見直し余地が広がった週です。逆に変動金利の住宅ローンを抱えている人は、返済額の見直し時期を確認しておきましょう。

ヒロ
ヒロ
待機資金の置き場所は、金利が上がるたびに差が広がります。証券口座と連携する預金なら設定は一度だけ、あとは自動。メガバンクの普通預金との差を一度計算してみる価値がある週です。

関連:楽天銀行マネーブリッジ vs SBIハイパー預金|50代の待機資金はどっちに置く?

③ 8月の全国消費者物価、1.7%上昇で4カ月ぶりに鈍化(9/18 総務省)

何が起きた:8月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合)は前年同月比1.7%上昇で、前月の1.8%から縮小。生鮮食品を含む総合は1.9%、生鮮・エネルギーを除く指数も1.9%でした。内訳では米類が15.7%の下落、電気代2.4%減、ガソリン2.6%減とエネルギーが下がった一方、菓子類・調理食品・外食など「生鮮食品を除く食料」は2.7%上がっています(出典:時事通信 2026-09-18、総務省統計局)。

50代への影響:効くのは生活費と年金です。物価上昇率1.7%は「落ち着いてきた」数字ですが、食料は依然2.7%。年金額の改定は物価と賃金に連動するので、来年度の年金改定率を考えるときの土台になります。日銀が「物価が落ち着いた月」にあえて利上げしたのは、原油高と円安で先行きの物価が再び上がるのを警戒したためです。

はると
はると
えっ、物価が落ち着いたのに利上げなんですか!? 逆じゃないんですか?
さくら先生
さくら先生
金融政策は「今の物価」じゃなく「これからの物価」に打つものよ。原油が100ドルを超えて、円が158円なら、数カ月後の輸入物価は上がる。先回りした、というのが日銀の説明ね。

④ 日経平均は週間プラス、NYダウはマイナス。原油が一時100ドル超(9/14〜9/18)

何が起きた:日経平均は9/14に前週末比518円安の63,492円で始まり、週末9/18は882円高の65,018円で終えて週間+1.57%。一方NYダウは9/11の52,573ドルから9/18の51,682ドルへ約1.7%下落しました。背景は中東情勢で、親イラン武装組織による海峡封鎖の強化とサウジアラビアのパイプライン停止でWTI原油が一時1バレル100ドルを超え、FOMC前に米10年債利回りが5%を上回ったことが米国株の重しになりました。FOMC通過後は原油が反落し、株は持ち直しています(出典:財経新聞 9/14・9/18、松井証券、大和アセットマネジメント週次レポート 9/18号)。

50代への影響:効くのは新NISAの成長投資枠と取り崩し中の口座です。日本株投信を持っている人は今週プラス、米国株投信は円安で相殺、というのが大まかな絵。取り崩し(定期売却)をしている人は、日米の指数が逆方向に動いた週は「どちらから売るか」で結果が変わることを意識しておくと、翌月の売却指定の参考になります。

ヒロ
ヒロ
週の途中で「日経平均500円安」の見出しを見て不安になった人も、週末には1,000円高で終わっています。1日の見出しで動かない、を私も改めて確認した週でした。

関連:eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)vs(TOPIX)|50代の新NISAで日本株はどっち?

⑤ 金の店頭価格が24,239円/g、週間で+2.0%(9/18 田中貴金属)

何が起きた:田中貴金属の金の店頭小売価格(税込)は9/11の23,769円/gから9/18に24,239円/gへ、1週間で470円上昇しました。週の途中9/15には23,596円まで下がっており、利上げ後の円安で円建て価格が押し上げられた形です(出典:田中貴金属工業 日次金価格推移)。

50代への影響:効くのは新NISAでの分散です。金は「株が下がったときの保険」として持たれることが多い資産ですが、円建てで見ると金そのものの値動きより、為替で動く部分が大きい週がある、というのが今週の教訓。金の投信やETFを新NISAに入れるかは、為替の影響を理解したうえで判断するのが安全です。

さくら先生
さくら先生
金は「利息も配当も生まない」資産よ。持つなら全体の一部、が一般的な考え方。値上がりのニュースを見て慌てて買い足すのが一番よくないパターンね。

⑥ iDeCo掛金上限の引き上げ、事前受付は10/30まで(9/1〜)

何が起きた:2026年12月のiDeCo改正で掛金上限が引き上げられます。会社員(企業年金なし)は月23,000円→62,000円、企業年金ありは月20,000円→62,000円(他制度の掛金と合算)、自営業は68,000円→75,000円。加入可能年齢は70歳未満まで広がります。適用は2026年12月分(2027年1月引き落とし分)からで、増額の事前受付が9月1日〜10月30日17時まで行われています。ウェブ手続き(e-iDeCo)は12/1〜12/24が推奨です(出典:楽天証券 iDeCo改正案内、finasee 2026-09-01)。

50代への影響:効くのはiDeCoと所得税・住民税です。50代は所得が高い時期なので、掛金が全額所得控除になるiDeCoの上限アップは節税効果が大きい。ただし60歳まで引き出せないため、退職金・住宅ローン・教育費の予定と合わせて上限まで入れるかを決める必要があります。今回の増額手続きは「年1回の変更回数制限にカウントされない」経過措置があるので、迷っている人は10/30を意識しておきましょう。

ヒロ
ヒロ
会社員(企業年金なし)は上限が2.3万→6.2万円と2.7倍。全額入れる必要はなく、増やす額は自分で決められます。10/30の締切は手帳に書いておくと安心です。

関連:SBI証券 vs 楽天証券のiDeCo、50代はどっちを選ぶべき?/企業型DCのマッチング拠出 vs iDeCo【2026年4月・12月改正対応】

⑦ 楽天証券が9/20から札幌・福岡証券取引所の現物取引を開始

何が起きた:楽天証券は2026年9月20日(日)から札幌証券取引所・福岡証券取引所に新たに接続し、現物取引を開始します(初回約定は9/24)。名古屋証券取引所では信用取引も始まります。手数料は国内株式と同じ「ゼロコース」などから選べますが、かぶミニ(単元未満株)やPTS取引は対象外です(出典:楽天証券 お知らせ 2026-08-21)。

50代への影響:効くのは個別株・高配当株です。地方取引所の単独上場銘柄は数が少なく、大半の人には関係しません。ただ「地元企業の株を配当目当てで少し持ちたい」という人には選択肢が増えます。新NISAでの使い方を考える前に、まず取扱銘柄と対象外の条件を確認してからにしましょう。

さくら先生の総括|今週から来週へ

さくら先生
さくら先生
今週のポイントは3つ。①日米とも「利上げ局面」に入った、②それでも円安は止まらなかった、③物価は数字上は落ち着いてきた。一般論として言えるのは、金利が上がる局面では「預金の置き場所」と「ローン」の点検が先で、投信の売り買いは後、ということ。積立を止める理由は今週のニュースには無いわ。
はると
はると
じゃあ、僕は何もしなくていいんですか?
さくら先生
さくら先生
「何もしない」と「何も見ない」は違うわよ。数字を見て、動かない理由を自分で言えるようにする。それが今週やることね。

来週の注目予定(9/21〜9/25)

日付予定50代に効くところ
9/23(水)秋分の日で東京市場休場/米PMI速報値(9月)日本株は4営業日。米景況感が金利の方向を左右
9/24(木)米新築住宅販売(8月)/楽天証券の札幌・福岡取引所 初回約定日米金利の材料
9/25(金)米耐久財受注速報(8月)/米ミシガン大消費者信頼感 確報(9月)米景気の強さ=追加利上げ観測に直結
週内日銀利上げ後の為替。政府・日銀の円安けん制の有無ドル円が158円を超えるかは米国株投信の評価額に直結
9月下旬東京都区部CPI 9月分(総務省・公表日は総務省サイトで要確認)全国CPIの先行指標

出典:みんかぶFX 経済指標カレンダー、楽天証券お知らせ。日程・時刻は変更されることがあります。

今週のニュースで「預金の置き場所」「iDeCoの増額」を見直そうと思った人へ。証券口座は無料で複数持てて、維持費もかかりません。マネックス証券はiDeCoの運営管理手数料が無料で、銘柄スカウターなど高配当株を調べる道具がそろっています。▶ マネックス証券の口座開設(無料)はこちら

まとめ

  • FRBが約3年ぶりに利上げ(3.75〜4.00%)。年内もう1回の見通しで、米金利は5%近辺
  • 日銀も1.25%へ利上げ。ただし反対2票で「次は遠い」と読まれ、円は一時158円台へ
  • 8月の全国CPI(コア)は1.7%で4カ月ぶり鈍化。米は−15.7%、食料は+2.7%
  • 日経平均は週間+1.57%、NYダウは約−1.7%。円安が米国株投信の下げを相殺
  • 金は24,239円/gで週+2.0%。円建ての動きは為替が主因
  • iDeCo上限引き上げの事前受付は10/30まで。会社員(企業年金なし)は月6.2万円へ
  • 楽天証券が9/20から札幌・福岡取引所に対応。多くの人には影響小

本記事はニュースの整理であり投資助言ではありません。数字は各出典の公表時点のものです。投資は元本割れのリスクがあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました